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【銀行印】サイズ選びの重要性

2025.06.04

銀行印の役割と重要性

銀行印は、金融機関での口座開設や預金の引き出し、各種手続きに必要不可欠な印鑑です。実印ほど法的効力はありませんが、金銭に関わる重要な印鑑であるため、慎重な管理が求められます。銀行印のサイズは、金融機関によって規定が異なる場合がありますが、一般的には実印よりも小さく、認印よりも大きいサイズが推奨されます。

銀行印は、預金者の財産を守るための重要な役割を担っています。銀行印と口座番号、暗証番号が揃うことで、預金の引き出しや送金が可能になる場合があるため、これらの情報を厳重に管理することが重要です。また、銀行印を紛失したり、盗難に遭ったりした場合は、速やかに金融機関に連絡し、利用停止の手続きを行う必要があります。

近年では、ネットバンキングの普及により、銀行印を使用する機会は減少傾向にありますが、依然として銀行印は重要な役割を担っています。多くの金融機関では、現在も口座開設時に銀行印の登録を求めています。これは、口座開設者が本人であることを証明し、口座開設の意思があることを確認するための重要な手続きです。

また、住宅ローンや自動車ローンなどの契約時には、銀行印が必要となる場合があります。

まとめると銀行印が必要な代表的なシーンは下記になります。

金融機関での口座開設

  • 銀行、信用金庫、信用組合、ゆうちょ銀行などで新たに預金口座を開設する際に必要となります。

金融機関での登録情報変更

  • 口座名義の変更、住所変更、印鑑変更など、登録情報を変更する際に必要となります。

窓口での預金取引

  • 窓口で預金の引き出し、振り込みなどを行う際に必要となる場合があります。

口座振替・口座引き落としの申し込み

  • 公共料金、クレジットカードの支払い、保険料などの口座振替・口座引き落としを申し込む際に必要となる場合があります。

ローン契約

  • 住宅ローン、自動車ローンなどの各種ローン契約時に必要となる場合があります。

融資の申し込み・契約

  • 金融機関から事業資金の融資を受ける際の契約書や、各種申込書に押印が必要となります。

手形・小切手の発行

  • 支払手形や約束手形、小切手を発行する際に必要となります。

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銀行印の一般的なサイズと選び方

銀行印の一般的なサイズは、12mm~15mm程度です。ただし、これはあくまで目安であり、金融機関によっては異なるサイズが推奨される場合や、登録できるサイズに上限・下限がある場合があります。

銀行印を選ぶ際には、サイズだけでなく、材質や書体も考慮する必要があります。材質は、柘植や黒水牛、チタンなどが一般的です。書体は、篆書体や印相体などが人気です。また、偽造防止のために、書体を複雑にする、文字数を増やすなどの対策を講じることも有効です。

銀行印のサイズを選ぶ際には、下記の点をご確認ください。

  • 金融機関の規定を確認する
  • 実印や認印との区別がつきやすいサイズを選ぶ
  • 一般的なサイズを参考にする
  • 持ちやすさや押しやすさも考慮する

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銀行印

—♣銀行印豆知識♣—

一般的に、銀行印は横書きが良いと言われています。横書きの場合、印章では押した時に右から左に読むよう、文字を配置します。由来は様々ですが、「お金が”縦に流れない”ように”受け止める”」という縁起的意味合いや、「他の実印と区別するため」という実用的な意味合い、「日本古来の横書きにならう」といった日本の慣習から来ているなど、横書きで作成する文化が今でも残っています。

銀行印のサイズに関する注意点

銀行印のサイズに関しては、いくつかの注意点があります。まず、金融機関によっては、登録できるサイズに制限がある場合があります。事前に金融機関に確認することをおすすめします。また、実印や認印とサイズが似ていると、間違って使用してしまう可能性があるため、区別しやすいサイズを選ぶことが重要です。また、サイズだけではなく材質や書体を区別することも、誤った使用を防ぐのに有効です。

銀行印のサイズが小さすぎると、金融機関によっては登録できない場合があります。また、大きすぎると、持ち運びや保管に不便な場合があります。そのため、適切なサイズを選ぶことが重要です。

銀行印の管理とセキュリティ対策

銀行印は、金銭に関わる重要な印鑑であるため、慎重な管理とセキュリティ対策が求められます。普段使いの印鑑や実印と銀行印は、兼用しないようようにしましょう。また、銀行印を紛失したり、盗難に遭ったりした場合は、速やかに金融機関に連絡し、利用停止の手続きを行う必要があります。

銀行印のセキュリティ対策としては、以下のような方法が考えられます。

  • 普段使いの印鑑や実印と、銀行印を明確に区別し、兼用や誤用が起きないようようにする。
  • 銀行印と口座番号、暗証番号を別々に保管する
  • 銀行印を紛失したり、盗難に遭ったりした場合は、速やかに金融機関に連絡する
  • 定期的に通帳や取引明細を確認し、不正な取引がないか確認する
  • 銀行印の印影を不用意に公開しない

銀行印は、私たちの財産を守るための重要なアイテムです。適切なサイズを選び、慎重に管理することで、安心して金融機関を利用することができます。

よくあるお問い合わせ

紛失した際に「以前と同じ印影で再作成したい」と言われることがありますが、これは偽造防止の観点から、同じ印影の印鑑を作製することはできません。(刑法には「私印等偽造罪・私印等不正使用等罪」という罪があり、他人の印章を偽造したり、偽造された印章を不正に使用したりする行為は処罰の対象となります。)

紛失した場合、原則として同じ印影での再作成はできず、改めて別の印影で銀行印を作成し、再度登録を行う必要があります。

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